水道編



東京の水道水は安全ですか?

最近の東京都健康安全研究センターにおける蛇口水測定結果では、平成23年5月4日以降(平成23年7月2日に0.14ベクレル/kg検出されたのを除く。)、現在まで放射性物質は「ND(不検出)」が続いており、乳児を含むすべての方が飲んでも安全です。

平成23年3月には、降雨などの影響により、一部の浄水場(金町浄水場)で100 Bq/kgを超える値が検出されたことから、平成23年3月23日に東京都水道局から一部の地域において、乳児への水道水の摂取を控えるよう広報がなされましたが、翌日に制限が解除されています。

井戸水は安全ですか?

厚生労働省が設置した「水道水における放射性物質対策検討会」の中間取りまとめによると、「放射性セシウムについては、土壌等に吸着し地面表層に残留し、地下に容易には浸透しないため、地下水への影響が現れる蓋然性は低い」とされています。

井戸水からの放射性物質の検出状況については、各自治体や厚生労働省などが公表する地下水を水源とする水道水のモニタリング結果などを参考としてください。

福島県内の飲用井戸や地下水を水源とする水道事業の水道水の検査結果では、現在までに放射性物質が高濃度検出された事例はありません。

家庭で使用している水の検査をしてもらえますか?

東京都では、農産物や水道水等の検査に分析機器を使用しているため、一般の方からの検査依頼は受け付けていません。民間の検査機関へお問い合わせください。

水道水の測定はいつごろ行なっているのですか?

東京都健康安全研究センターの蛇口水の検査は、午前8時半頃に2リットルを同センターの蛇口から採水し検査を行っています。

同センターで実施している降下物の検査、水道水の検査どちらも半日程度かかり、1台の検査機器を使用しているため検査結果の発表には1日程度かかります。

東京都健康安全研究センターの水道水の放射線量測定結果が水道局の発表する値と異なっていますが、なぜですか?

水道局と東京都健康安全研究センターの測定は採水場所及び分析条件(測定時間など)が異なるため、測定結果が異なります。

東京都健康安全研究センターの蛇口水から平成23年7月2日にセシウム137が0.14 Bq/L検出されている理由は何ですか?

水道水中の放射能の測定では、測定する試料の状態や測定条件などによって測定時の誤差の大きさが変わるため、定量できる濃度が変動します。現在の測定状況では、測定値が概ね0.2 Bq/L以下の場合には「ND(不検出)」となります。

平成23年7月2日に検出された値は、定量下限値付近のごく小さい値であり、測定誤差が小さかったため定量できたものと考えられ、実際に平成23年 7月2日にセシウム137が増加したかどうかは判りません。同じ東京都健康安全研究センターにおける降下物の測定値は、平成23年7月2日前後でいずれも ND(不検出)となっていますので、福島第一原子力発電所から新たに放射性物質が飛んできたとは考えにくい状況です。

水道水の放射性物質に関する測定結果はどこで公表されていますか?

水道局は複数の浄水場の出口の水について検査を行っています。東京都健康安全研究センターでは、敷地内(新宿区百人町)の蛇口水の検査を行っています。

「東京都水道局」及び「東京都健康安全研究センター」のホームページで毎日公開しています。全国の状況については原子力規制委員会のウェブサイトをご覧ください。

毎日の水道水(蛇口水)の検査と3か月分の水道水(蛇口水)の検査は何が違うのですか?

毎日の水道水の検査は、採取した蛇口水2リットルをそのまま毎日検査しているものです。

一方、3か月分の水道水の検査は、毎日1.5リットルの水を採取し、水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて放射性物質の量を検査しています。この方法では、毎日の検査より微量の放射性物質を測定することができます。

3か月分の水道水(蛇口水)の検査では放射性セシウムが検出されていますが、飲んでも問題はありませんか?

水道水の管理目標値は、飲料水と同様に放射性セシウム(セシウム134、137の合計)が10Bq/kgと設定されています。

水道水中の3か月分の放射性セシウムの測定値は、0.003から0.0071 Bq/kgで推移しており、管理目標値と比較して非常に低い値となっています。

検査結果の数値について、判断基準はありますか?

平成24年4月から食品衛生法に基づく飲料水の放射性セシウム(セシウム134、137の合計)の基準値が10Bq/kgとなったことを受けて、水道水については管理目標値として放射性セシウム10Bq/kgが設定されました。

WHOの飲料水水質ガイドラインでは、放射性セシウム10Bq/kgは、この濃度を1年間連続して超過した場合に限って年間線量0.1mSvを超える濃度であり、水道水中の放射能濃度がこの濃度を超過すること自体は、水道水が飲用不適であることを意味するものではなく、原因究明等の調査の必要性を示すものとしています。