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◆ 当センターによくいただく質問例

Q1 降下物の測定数値が急増しているが、健康に影響はないのか?
Q2 今、都内の放射能を浴びてもただちに影響はないものの将来的にどうなのでしょうか?
Q3 放射線の影響で東京都の水道水は子供(0才児)に飲ませないほうが良いですか?
Q4 水道水の測定はいつごろ行なっているのですか?
Q5 東京以外の地域での数値は下がっているのに、なぜ東京だけが数値が高いことがあるのですか?
Q6 現在ホームページで公開されているデータを計測している場所はどのような場所でしょうか?
Q7 水道水の測定結果が水道局が発表する値と異なっていますが、なぜですか?
Q8 うちの小学校では、プール開き前の掃除を子供たちが行っています。今年は、原発事故後の雨などの影響で、プールに放射性物質が溜まっていると聞きました。子供たちにプールの掃除をさせても大丈夫なのでしょうか?
Q9 プール開きが行われ、屋外のプールの利用が始まりましたが、放射性物質による健康影響はないのでしょうか?
Q10 プール水の放射性物質の基準はありますか?
Q11 屋外のプールサイドの放射線量は高くありませんか。裸でいても大丈夫ですか?
   
A1  公表している降下物の放射能調査は、大気中から地表に落ちた塵などに含まれる放射性物質の24時間の総量を測定したものです。
 雨が降ったときは、空中の塵が雨とともに落ちてきて、値が高くなります。雨がやめば降下する塵埃の量が減り、値は低くなるものと予想しています。
 また、これらの値は24時間の総量なので、これらの物質がすべて人体に降りかかり、体の中に入るわけではありません。仮に、一部を体内に取り込んだとしても、その量は非常に微量です。
 降下物中の放射能の人体への取り込み経路はおもに食品と水ですが、これらは規制値があり、規制値を越える場合は出荷や飲用が制限されます。
A2  現在の測定数値は自然放射線から受ける年間被ばく量より低い値です(年間 0.4ミリシーベルト)。
 健康影響がご心配の方はお住まいの地域の保健所にご相談ください。
A3  原子力安全委員会で示している「飲食物の摂取制限に関する指標」は大人から子供までを考慮して作られている指標です。
 乳幼児(1歳未満)は100Bq/kg*以上の数値が出ている水等の摂取は控えたほうが良いと思われます。
A4  午前10時から午前11時の間に2リットルを当センターの蛇口から採水し検査を行っております。
 降下物の検査、水道水の検査どちらも半日程度かかり、1台の検査機器を使用しているため検査結果の発表には1日程度かかります。
A5  風向き及び降雨等の影響があると思われますが、東京都の計測結果では人体に影響を及ぼす数値は観測されておりません。
A6  環境放射能に関しては当センターの建物の屋上(地上18m)に設置されたモニタリングポストで計測を行なっております。
 降下物の放射性物質も同じく当センターの屋上(地上21m)に設置された大型水盤を設置して収集し、ゲルマニウム半導体検出器を使用して計測しております。
A7  水道局と健康安全研究センターの測定は分析条件(測定時間など)が異なるため、測定結果が異なります。
(健康安全研究センターの測定ではより低い値まで定量しています。また、試料や放射性物質ごとに測定誤差が異なるため、定量下限は表示していません。)
A8  使用していないプールの放射性物質については、降下物が蓄積していますが、そのレベルは以下のとおりです。
○降下物の状況(6月1日にプール掃除を行うと仮定した場合)
【平成23年3月18日から6月1日までの降下物の積算に半減期を考慮】
  ヨウ素131(半減期8日)  :181 Bq/m2
  セシウム134(半減期2.1年):6389 Bq/m2
  セシウム137(半減期30年) :6978 Bq/m2
 プールの水深を平均1mとして、プール水の放射性物質の濃度は以下のとおりです。
  ヨウ素131 :181 Bq/m3 = 0.181 Bq/kg(A)
  セシウム134:6389 Bq/m3 = 6.389 Bq/kg(B)
  セシウム137:6978 Bq/m3 = 6.978 Bq/kg(C)
 この値は、放射性物質の飲食物の摂取制限に関する指標(飲料水)放射性ヨウ素300Bq/kg、放射性セシウム200Bq/kgよりかなり低いレベルであり、万が一飲んでしまったとしても心配はありません。
 また、経口により摂取した場合の影響については、プール水を1L摂取したと仮定した場合、以下のとおり0.168μSvであり、こちらも心配はありません。
    ○経口摂取による実効線量係数[μSv/Bq](子供の場合)
     (放射線医学総合研究所HPより)
    ヨウ素131セシウム134セシウム137
    0.10(D)0.013(E)0.0096(F)
    0.181×0.10 + 6.389×0.013 + 6.978×0.0096 ≒ 0.168μSv
    (A) (D)  (B) (E)  (C)  (F)
A9  屋外プールは、プール開きの前に、貯水されていた水を排水し、清掃を行った後に新たに水を入れて使用するため、それまでに溜まっていた放射性物質の影響はありません。
 通常、プールに使用される水は水道水ですが、最近では、新宿区内の健康安全研究センターの蛇口水で、7月2日にセシウム137が極微量(0.14ベクレル/kg)検出された以外は、都内の水道水から放射性物質は検出されていません。また、塵や雨などによって大気中に含まれている放射性物質が降下してプールに入ることが考えられますが、都が毎日測定している降下物の放射性物質は、5月15日以降は不検出という結果となっており、健康影響を心配する必要はありません。
A10  現在、プール水の放射性物質の基準はありません。
 海水浴場等の水浴場については、環境省が6月24日に、放射性物質に係る水質の目安(今夏における暫定的な値)として、放射性ヨウ素131の水中濃度30Bq/L、放射性セシウムの水中濃度(放射性セシウム134と137の合計)50Bq/Lを示しました。
A11  最近の空間放射線量の値は、東京都新宿区のモニタリングポストの測定値で原子力発電所事故前の平常値の範囲内(1時間あたり0.028から0.079μGy)になっています。また、6月に実施した都内100か所の空間放射線量の調査での最大値は、1時間あたり0.2μGyでした。この最大値で1年間に受ける放射線量を、自然放射線量を除いて推計すると0.79mSvと試算されます。こうした数値から考えても、プールサイドに裸でいて問題ありません。
  * Bq/kg=ベクレル/キログラム