様々な種類の放射線測定器で、健康安全研究センターの敷地内を測定してみました。

放射線測定器には、放射線の検出方法の違いや測定目的により、いくつかの種類があります。 それぞれの方式で検出できる放射線の種類や表示する放射線量の大きさなどがことなるため、 同じ場所で測定しても数値が変わる場合があります。

詳しくは、Q&A「使用する測定機器により、空間放射線量の測定結果には違いがありますか?」を参照してください。

実際にいくつかの放射線測定機を用いて測定値を比較した結果は、以下の図表のとおりです。

放射線測定器ごとの比較をおこなった測定地点の図

図 放射線測定器ごとの比較をおこなった測定地点

表 放射線測定器ごとの測定値の比較結果

【地表面(床面)からの高さ:1m】

測定地点
番号
TCS-166※1
(μGy/h)
TCS-172B※1
(μSv/h)
小型放射線測定機器
DoseRAE2 PRM-1200
(μSv/h)
小型ガイガーカウンタ
A社(μSv/h) B社(μSv/h)
NaIシンチレーション式 NaIシンチレーション式 CsI(TI)シンチレーション式
+半導体式
ガイガー・ミュラー管式 ガイガー・ミュラー管式
1 0.05 0.07 0.06 0.11 0.12
2 0.06 0.10 0.10 0.11 0.11
3 0.06 0.10 0.09 0.11 0.13
4 0.06 0.09 0.09 0.14 0.14

※1 測定器で時定数が設定可能なものは30秒に設定

※2 30秒ごとに表示される値を読み取り、5回の読み取り結果の平均値を測定値とした。

今回の測定に使用した放射線測定器の特徴の図

図 今回の測定に使用した放射線測定器の特徴

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